口内炎がっ!




口内炎ができて、普通にご飯を食べるのもツラい!

口内炎の原因や、原因となる病気、
またその治療法などを紹介しています。



舌の口内炎の原因

普段は意識していませんが、「舌」は実に様々な働きをもっている部位です。
・食べものの「味」や「熱さ」を感じる
・言葉を発する時に発音に影響を与える
・歌を歌う
・食べ物を喉に送りこむ・・・

改めて考えてみると、舌がなくては生きてはいけないくらい「舌」って重要なんですね。

その舌に口内炎ができることがあります。
口内炎ができる原因は色々です。
・カンジダ(真菌)
・ストレス
・睡眠不足
・疲労
・体質
・体調
・ビタミン不足
・胃腸障害
・風邪
・全身性の病気
・口腔内の乾燥・不衛生
・ヘルペスなどウイルス
・舌を噛んだことでできた傷に細菌がつく

口内炎にはいろんな種類がありますが、
アフタ性口内炎をはじめとしてほとんどの口内炎が舌にできてしまいます。


⇒舌の口内炎の原因

口内炎の種類

◆アフタ性口内炎

口内炎の中で一番多く見られるタイプです。
舌、歯茎、粘膜どこにでもできますが、1〜2週間で自然治癒する場合がほとんどです。

患部の中心は白っぽく、周りは赤く縁取られているような病態です。
再発する場合は「再発性アフタ口内炎」と診断されます。

アフタ性口内炎、舌ガン、ベーチェット病の症状は似ています。

など


⇒口内炎の種類

舌の口内炎の症状

口腔内にできる炎症はすべて「口内炎」ですから、症状も色々です。

もちろん口内炎の種類ごとにそれぞれ症状は異なりますが、
以下の症状はすべての口内炎において共通だと言えるでしょう。

・歯などモノが患部に当たると痛みがある
・食事しづらい
・しゃべりづらい
・痛みや熱感など何となく気になるので、勉強や仕事に集中できない
・口臭が出ている


口内炎は放置していても2週間もあれば完治してしまいますが、治癒するまでの間痛みは続きますし、
何より気になりますから仕事にも集中できなくなりがちです。
できればなるべく早くに解消したいものです。


⇒舌の口内炎の症状

薬で治療

・「サトウ口内軟膏」(第3類医薬品)
水との接触で固まります。
付着性が高く殺菌効果のある「アズレンスルホン酸ナトリウム」を配合している人気の高い薬です。

・「口腔用ケナログ」(第1類医薬品)
病院で治療に使われている口腔用の軟膏です。
皮膚科もしくは薬剤師がいる薬局で入手できます。

・「ワムレート軟膏」(第2類医薬品)

付着性の高い軟膏の為、患部に長時間付着し続けます。
粘膜の修復を早める軟膏です。

・「新デスパコーワ」(第3類医薬品)

消炎、粘膜修復、殺菌効果のある口内炎用の薬です。

口内炎はビタミンが不足して発症するケースが多く見られます。
軟膏を使いつつ、補助的にビタミン剤を服用すると口内炎の治癒が早まることもあります。
もちろん、食事にビタミンを含む食材を多く取り入れてもいいでしょう。


⇒薬で治療

レーザーで治療

レーザーには
「炭酸ガスレーザー」
「アルゴンレーザー」
「ネオジュームヤグレーザー」
などがあります。
これらはレーザーの媒質に違いがあります。

薬を塗布するだけの治療法でも口内炎は治療することはできますが(全身性の疾患などを除く)、
レーザー治療には以下のメリットがあります。
・治癒までの期間が短くなる
・再発しづらい
・痛みが少ない


また、レーザー治療を行ってからうがい、薬の塗布を並行して行うと更に口内炎の治癒が早まります。


⇒レーザーで治療

痛みは何日続くの?

口内炎自体が体調が崩れたり、ビタミン不足でできたりと不安定な要素で起こる疾患です。

ですから、口内炎の症状が出て痛みが引くまでの期間も一定ではなく個人差があります。

2・3日で痛みが引いてしまうこともあれば、半月以上痛みが続くこともあります。
内臓疾患などからきている口内炎であれば、
その病気を治癒しなければ痛みは引かない可能性もあります。

ただ、平均的にどのくらいで口内炎が治癒するかと言うと6日前後で治ることが多いようです。


⇒痛みは何日続くの?

病院で治療するべき?

口内炎の原因は以下のようなものがあります。
・口腔内の不衛生
・ストレス
・歯磨き粉
・食べ物(アレルギー)
・機械的な損傷(義歯が合わない、誤って噛んでしまった、火傷したなど)
・ビタミン不足
・全身性の病気
・ガンの治療


全身性の病気などが原因で口内炎が起きているのなら、
すぐに病気を治療しなければいけません。重大な病気を発症していることがあります。

また、原因自体は何でもないもので治療さえすればすぐに治る口内炎もあります。

こういったケースであれば、病院に行くこともなく放っておいてもよさそうなのですが、
実は口内炎を繰り返すとガンの発症率が飛躍的に上がってしまうことが分かっているのです。

これは、過剰な細胞の新陳代謝がDNAに影響を与えてしまうことが原因です。

そして自己判断で口内炎だと思っていたら「舌ガン」だったということもあります。

口内炎はやはり病院で治療した方がいい病気です。


⇒病院で治療するべき?

妊娠中はできやすい?

・ホルモンバランスの変化(ホルモン分泌量のバランスなど)
・ビタミンB2の不足
・口腔内の不衛生


これらが口内炎の原因として挙げられますが、
妊娠中の口内炎の最大の原因はやはりホルモンバランスにあると言えるでしょう。

妊娠中のホルモンバランスのコントロールは不可能です。
ですから、ビタミンを積極的に摂って口腔内の環境を整えたとしても
口内炎はさほど改善されないことが多いのです。

口内炎は腫れや痛みが出ます。
食事をしたり会話をするだけで舌や食べ物が患部に当たり、痛みを感じます。
ただでさえ、妊娠中は身体的にしんどい時期ですから、口内炎の苦しさまでプラスしたくないですよね。

しかし、市販の薬を使って治療してはいけません。
かかりつけの産婦人科をまず受診してください。


⇒妊娠中はできやすい?

再発を繰り返す場合

口内炎を何度も繰り返し再発している場合、口内炎の陰に重大な病気が隠れていることがあります。
つまり、病気が原因で口内炎を発症してしまっているんですね。

考えられる病気として、
・ベーチェット病
・白血病
・尿毒症
・潰瘍性大腸炎
・クローン病

これらが挙げられます。

単にストレスなどが原因で口内炎を再発しているのか、
それとも上記のような病気のせいで口内炎を繰り返しているのか、
それは自己判断では分かりません。
症状をインターネットで調べても確信にはなりません。

もし口内炎を現在何度も繰り返している場合は、病院を受診して原因を突き止めてください。

どんな病気でも早期治療が早期改善のポイントです。

また、口内炎を繰り返すことで舌ガンの発症率が上がることも覚えておいてくださいね。


⇒再発を繰り返す場合

似た病気について

◆口唇ヘルペス
口唇ヘルペスは口腔内に赤み・腫れ・痛み・痒みなどが症状として出る病気です。
口腔内だけでなく、唇やその周辺にも症状が出ます。

一見、口内炎に症状が似ているのですが、ウイルスが原因の病気であり感染力が非常に強いので、
判断がつかない時は特にですが、すぐに病院を受診するようにしましょう。

◆口内炎が症状である病気
もし、口内炎がずっと治らないままでいるのなら、それは何らかの病気が原因である場合があります。

手足口病(ベーチェット病)、糖尿病、白血病、尿毒症、潰瘍性大腸炎などの
病気の症状の一つに口内炎があります。

あまり多いケースではありませんが、可能性はゼロではありません。
それぞれ非常に重大な病気であり、放置すると命に関わる病気もあります。

口内炎をよく発症している方や、症状がずっと引かない方は特にですが、
すぐに病院で検査をしてみましょう。


⇒似た病気について



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